認知症とMCI
こんにちは。
収束に向かっているように感じる今日この頃、
みなさん如何お過ごしですか?
今日は、認知症について
政府広報オンラインによると
老いにともなう病気の一つです。さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態(およそ6か月以上継続)
主な分類は
①アルツハイマー型認知症(全体の68%)
最も多いパターン。記憶障害(もの忘れ)から始まる場合が多い。
段取りが立てられない、気候に合った服が選べない、薬の管理ができないなど。
②脳血管性認知症 (全体の20%)
記憶障害や言語障害などが現れやすく、早いうちから歩行障害も出やすい。
③レビー小体型認知症 (全体の4%)
幻視や筋肉のこわばり(パーキンソン症状)などを伴う。
④前頭側頭型認知症 (全体の1%)
性格変化と社交性の欠如が現れやすい。
会話中に突然立ち去る、万引きをする、同じ行為を繰り返すなど。
軽度認知障害・MCI
MCI(Mild Cognitive Impairment)
物忘れが主たる症状で、日常生活への影響はほとんどなく、認知症とは診断できない状態。
1.本人または家族による物忘れの訴えがある。
2.全般的な認知機能は正常範囲である。
3.日常生活動作は自立している。
4.認知症ではない。
(厚生省 e‐ヘルスネットより)
MCIから認知症への移行
• 年間10~30%が認知症に進行する
(正常な方からは年1~2%が認知症に)
‐Bruscoli M et al. Int Psychogeriatr. 2004
‐Iwatsubo T et al. Alzheimers Dement. 2018
• 一方、正常なレベルに回復する人もいる
(5年後に38.5%が正常化したという報告あり)
‐Ishikawa T et al. Psychogeriatrics. 2007
‐Malek-Ahmadi M et al. Alzheimer Dis Assoc Disord. 2016
‐Shimada H et al. J Am Med Dir Assoc. 2017
• 認知症治療薬の効果はないとする研究が多い
‐Birks et al. Cochrane Database Syst Rev. 2006
認知症の予防には
① 運動をおこなうこと
② 食事に気をつけること
③ 社会的な活動に参加すること
公益財団法人長寿科学振興財団「認知症の予防とケア」より
次回は、認知症予防についてです。
よろしくお願いします<(_ _)>
今日のBGMは、
認知症の権威 長谷川先生・・・